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シミはなぜできるのでしょう
シミを知るには、私たちのお肌の構造がわからないと理解できません。
皮膚は、からだ全体の表面を覆って外部からの様々な刺激(紫外線や細菌など)から身体の内部機関を守っています。
また、独自の生理機能を備えていて、身体全体の調和にも大きく関わっています。
皮膚は3つの層からできています。
表面から1表皮 2真皮 3皮下組織 となります。
表皮・・・・外からの刺激から皮膚そのものを守ります
真皮・・・・毛細血管・末梢神経・汗腺・皮下腺など多くの機能が集まった皮膚の本体です。お肌のハリや弾力の源といわれています。
皮下組織・・多くの脂肪を含む組織で、皮下脂肪組織ともいわれています。
シミのできる原因には・・・
1紫外線
2加齢やストレス
3睡眠不足
4活性酸素
5ホルモンバランスの異常
お肌のシミは、日焼けによって作られたメラニン色素が肌の中に残って沈着します。
紫外線を浴びると、細胞内で活性酸素(からだの酸化・錆・老化の原因)が発生し、肌の奥にあるメラノサイト(メラニンを作る工場)が働いてメラニン色素を作り出します。
メラニン色素のおかげで紫外線による肌の害を減らせるので、メラニン色素は必要なのですが肌の一部にその色素が残ってしまうとシミになるのです。
しかし、紫外線を受けなくても、ストレスなど活性酸素が発生する原因はたくさんあります。
シミに気を付けるには、紫外線以外に「肌を傷つけるようなこと」「活性酸素の過剰発生」に気を付けましょう。
過剰な活性酸素はシミ以外に肌細胞そのものや遺伝子にダメージを与えますから、シミだけでなくからだ全体の健康の為にも活性酸素の過剰発生は避けた方がいいです。
シミ類と仕組み
肝斑(かんぱん)
一般的にシミと言っているものの多くはこれにあたります。
褐色のシミが、額やほほ、目や口の周りに左右対称に現れます。
肝斑は、表皮の中でも一番下にある基底層にある色素形成細胞(メラノサイト)によって作られるメラニン色素が、日焼けの後に増大し、皮膚の中に沈着してできるシミの事です。
そばかす
ソバカスは、メラノサイトという細胞そのものが日焼けによって変質してできるもので、子供から大人まで現れます。
紫外線を浴び続けていると色が濃くなったり、数が増えてりします。
頬や鼻の周りに多く現れるほか、毛足など体にも現れます。
老人性色素班
高齢者の額から頬にかけてみられるシミです。
はっきりとした原因は不明ですが、老化による皮膚の変化によると言われています。
しかし、早ければ20代でも現れる場合があり、「光老化性色素班」とも呼ばれます。
シミへの対応
肌の新陳代謝を促進し、トリートメントケアでお肌を復活させましょう。
●スキンケアで肌に潤いを
シミに必要になるケアは美白成分と傷ついた肌をケアする保湿成分が必要です。
紫外線によるシミのケアには美白成分と保湿のスキンケアを選びましょう。
また、食事の改善やサプリメントで、ビタミンCの働きを助けたり、肌の再生や形成を促すためのミネラルや各種ビタミン等を補いましょう。
●ビタミンCケアをしっかりと
ビタミンCの中でも、ビタミンC誘導体(安定型ビタミンC)は、従来のビタミンCに比べて吸収力が数十倍も高く、参加を防ぐ効果(活性酸素の消去)もあるので、より良いといわれています。
ビタミンC誘導体が配合された化粧品のケアもおすすめです。
ビタミン群の食事やサプリメントをしっかり摂りましょう。
●血行を促すトリートメントケアをしましょう
血行が悪いと摂取したビタミンやミネラルなどの栄養素が行き渡りません。
肌の血行や肌の新陳代謝の為に総合美容器マッサージやエレクトロポレーション(美容液導入)等のサロンケアがお勧めです。
定期的に新陳代謝をアップするトリートメントが大切になります。