こんにちは
相模原のエステティックサロン
モルトカーリナです
前回に続き
【角質】についてです。
皮膚にはひとつ、絶対に忘れられない層があります。
それが角層です。
表皮の表面部分、つまり皮膚の外側表面をおおっています。
この角質層は、何と死んだ細胞の集合体です。
表皮細胞がペチャンコになった硬い「死体」達です。
この死体たちは角質細胞と呼ばれます。
角層では6角形、または5角形の角質細胞が10層ほど重なり合っています。
角質細胞と角質細胞の間には脂性の「のり」があり、細胞同士をしっかり張り合わせています。
この脂性ののりを細胞間脂質といい、保湿の重要な主役となります。
そして細胞間脂質の主成分が、よく聞かれるセラミドです。
角層の構造はよく「レンガ】と「モルタル」にたとえられます。
レンガが角質細胞でモルタルが細胞間脂質です。
つまり、角層は死んだ角質細胞というレンガと、細胞間脂質というモルタルとが
何層にも重なり合った、丈夫でしなやかな「壁」といえます。
それだけではありません。
細胞間脂質の中を電子顕微鏡でのぞくと、水、油、水、油という形で水と油の層が交互に
重なりあっています。
細胞間脂質の中でも2種類の性質の違った「材料」で壁が形成されています。
細胞間脂質が保湿の主役であるのも、この構造のためです。
このように角層は、角質細胞と細胞間脂質からなる「レンガ+モルタル」
という構造の壁と、細胞間脂質の中の「水+油」による壁との、二重構造になっています。
この二重構造の壁、角質がラップのように皮膚をおおって、乾燥などから皮膚を守る
保湿膜として働いているのです。
角層という保湿膜のおかげで、体内の水分がたやすく蒸発することはなく、また、外部からの科学物質や
異物も容易には侵入できません。
角層は皮膚の最前線で、体内の水分の蒸発を防ぎ、外部からの科学物質や異物の侵入を防ぐ
きわめて強力なバリアとして機能しています。
角質をコントロールして、お肌をきれいに保つことがエステのひとつの大きな目的です。
すこやかな角質を維持して乾燥から肌を守りたいものです。
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